対人恐怖症と不安障害を克服したい主婦のブログ

結婚して10年目にして、対人恐怖症と不安障害の診断をうけ、子育てしながら、毎日自分探しをしています。文字を書くことで、気持ちが落ち着くことを知り、日々の忘備録として、ここに記していきたいなぁと思っています。

火事場のくそ力

今日は私の心を変える大きなことがありました。


いつものように昼間の3時ころ、洗濯物を取りに行きました。
その前にガチャンという激しい音がしたのだけど、また誰かが自転車を
倒したのかなぁくらいな感じでした。


ベランダから下を見ると、自転車を片手で持ってフラフラされているおばさま
がいました。
もう今にも倒れそうな感じで。


冬場でもマスクとサングラスと帽子をつけないと外を出れない私ですが、
これはただ事ではない・・・と直感し、家着のまま鍵もしめずにもちろん
何もつけずに、外に 飛び出しました。


私が行くと、ちょうど倒れかけそうなところ、自転車は倒れましたが
おばさまはなんとか抱きとめることができました。


事情を聞くと、自転車同士でぶつかり動けなくなったようで片腕は動かず
足は腫れていました。


相手の家は分かっていたようですが、家族の方が迎えにこられるということで
そのままほっとけないので、介抱していました。
もう一人、男性の助っ人が現れ、その方は自分の仕事放りだして、なかなか
来ない家族の方を探すために奔走されていました。


我が家は結構人通りが多いので、やはり近所の人が見てきたり
色々聞いてきたりする訳です。ここで私の持病が少し出そうになり、
表情固くこわばって、無言になっていたと思います。
だけど、けが人を炎天下の中放っておけるはずがない。
踏ん張ろう。何よりも、この人が今は一番辛いんだと言い聞かせました。


そこへ、再び男性が戻ってこられました。野次馬の様子に気付いた男性が
一喝されました。「こんな大変な時に色々聞かれも辛いだけだし、僕たちが
いるからもう行ってください!」とかなり強い口調で言われました。
男性、ヤンキー風の今時なお兄ちゃんでしたが、人を見かけで判断しては
いけないんだということを目の前で見ることとなりました。
この男性が神様のように見えました。


しばらくすると、事情を知ってるおばさまのお友達がこられて、後は託し、
その場を去りました。


その後、おばさまの家族が家に来られて、骨折して入院することになった報告と
お礼を告げて帰られました。


それまでに、救急車が来たり、おまわりさんが来たりと家の周りは騒然となって
いた訳ですが、自転車同士の事故の怖さを思い知らされました。


それと・・・
私、マスクとサングラスと帽子なしで、近所に1時間程滞在できました。
人間、大変なことがあったらどうにかなるもんですね。
私の中ではアルプスの少女ハイジのクララが車イスからたったところが
さーっと流れてきました。


これが一歩になるかしら?



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